こども水力発電所
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一般社団法人 こども水力発電所とは?

一社)こども水力発電所は、水力発電所の開発・運営を通して安全で安定した電力をつくり、その事業プロセスで発生する「学び」を広く社会に共有します。また、電力から生まれる収益をもとにして私たちの未来の社会づくりへ貢献する取り組みを実施していくことを目的とする法人です。

こども水力発電所は、これまで機会がなかった人々も共に
小水力発電所をつくり・考え・実践する場です。

私たちがなぜ、「こども水力発電所」をつくるのか?

水力発電は、水を原資とした発電事業です。
水は最後の「公」と言われるように、誰のものでもありません。
ぐるぐる循環する水は、その地域に暮らす人々だけでなく、生き物も含めみんなのものです。
飲水を始め、生活や産業、農業、漁業、みんなの生命の基盤です。
それゆえ、水力発電開発は、その水を共有する人たちの応援や合意がないとできません。

本来地域資源の活用や開発は、地域事業として開発されるのが最も望ましい形だと考えます。
しかし、発電事業は、多額の建設費や事業リスクなどを考えると、難易度が高いのが現実です。
人口減少が進む中山間地では、「自分たちだけでの開発は無理だよ…」という地域もあります。

私たちは、これまで「地域のための小水力」をお手伝いしてきました。
実際に、地域の方々が苦しい中奮起して資金調達をし、数年かけて発電所の建設にこぎつけるまでを、
隣で伴走しながら専門家としてサポートしてきました。
その過程で考えたこと、気づいたこと。
水力発電事業は面白い。苦しいだけの事業ではない。とても学びが深い。

事業化のプロセスで、土木や電気技術、さらには地域の歴史や産業、生き物、
お金や経営のこと、様々なことに触れていきます。
その都度、みんなで共有し、勉強し、ベストなアイデアを作っていきます。

こんなに面白い事業に、限られた大人や企業だけしか携われないのはもったいない。
こどもや若者だって、エネルギーの使い手として、未来の地域をつくる一員として、
事業に携われる仕組みを作れないだろうか?

再生可能エネルギーの開発は、世界的な取り組みでもあります。
私たちはもはや、開発の担い手を、地域だ、企業だ、いや行政だと言っている場合ではなく、
みんなで協力して少しでも地球環境に負荷の少ない安定したエネルギーを創り、
使えるようにすることで、未来へ渡せるバトンを作らないといけません。

そのようなことを考える中で、発電事業の新しい担い手のあり方を考えました。
新しい視点と仕組みですので、まだまだ挑戦的ではあります。
しかし、面白く、楽しく、美しく、有意義な事業になる可能性大です。

みなさま、ぜひこの新しい仕組みに、それぞれの立場での担い手としてご参加ください。

こども水力発電所代表理事 村川友美

コアメンバー

村川 友美(代表理事)
Tomomi Murakawa

地域のための水力発電コンサルタント(株)リバー・ヴィレッジ代表。三児の母。

浜 俊壱(副代表理事)
Syunichi Hama

社会起業家/中小企業診断士
社会課題解決型の事業を0→1で創業し、複数同時に推進中。

田浦 扶充子
Fumiko Taura

技術士。専門は、景観デザイン、雨水貯留システム、雨庭づくり。二児の母。

佐藤 辰郎
Tatsuro Sato

大学教員(准教授)。専門は、防災工学、河川環境、小水力発電。三児の父。

吉田 ゆり
Yuri Yoshida

システム開発技術者。0歳児の母。初めての子育てに奮闘中。現在は北陸からリモート中心で参加。

池田 将太
Syota Ikeda

「自然エネルギーが主電源の未来を創る」をミッションにハチドリソーラー株式会社を創業。

事務局

徳田 若菜
Wakana Tokuda

会員へのご案内や、活動報告、ニュースレター「水だより」の発行などを行っています。



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