こども水力発電所

熊本・菊池の穴場観光スポット|小水力発電所で学ぶ!温泉帰りに楽しめる体験型学び場

熊本・菊池観光におすすめ!温泉帰りに立ち寄れる小水力発電所

熊本県といえば阿蘇の大自然や有明海、そして温泉や美味しい食べ物が魅力。

観光資源がたっぷりのエリアですが、
「ちょっと変わった場所に行ってみたい」「家族で学びながら楽しみたい」というあなた!
におすすめなのが、こども水力発電所 in 戸豊水(とりゅうず)です。

菊池温泉や菊池渓谷を楽しんだ帰りに、車でふらっと立ち寄れる“学びの観光スポット”。普段なかなか目にすることのない「水から電気が生まれる瞬間」を体験できます。
観光の合間にサッと立ち寄ることもできれば、時間をとってじっくりと見学することも可能。滞在スタイルに合わせて気軽に楽しめるのも、この発電所の大きな魅力です。

こども水力発電所 in 戸豊水とは?

発電所は山奥や川の近くにあるイメージを持つ人が多いと思いますが、この発電所は戸豊水という地域の集落の中にあります。発電所は24時間誰でも自由に訪れることができ、発電所周りに併設された「戸豊水こども広場」という公園には、発電の仕組みを解説する看板やマップが整備され、大人も子どもも分かりやすく学べる工夫が満載。

看板とマップを参考にしながら発電所設備を散策したり、広場でピクニックや休息をして過ごすことができます。まさに「学び+憩い+遊び」が同時に叶うユニークな場所です。

この発電所は、運営者である一社)こども水力発電所と地域の人々が協力して手入れを行っているため、訪れた際には「地域の取り組みに触れる」という意味でも特別な体験になります。大きな施設ではない分、温かみのある雰囲気に触れられるのも魅力の一つ。

★プチコラム:そもそも小水力発電所って何?

小水力発電所とは、川や滝など身近な水の流れを利用して電気をつくる施設です。大きなダムをつくる必要がなく、自然環境にやさしいのが特徴です。地域の水をそのまま生かして発電できるので、再生可能エネルギーのひとつとして注目されています。

小水力発電を“体験”できる!観光+学びの魅力

ここではただ設備を眺めるだけではなく、実際に学びのストーリーを体験できます。

  • 看板を見ながら「水がどうやって電気になるのか」を学ぶ
  • 発電所から水源のヘッドタンクまで歩き、落差約50mのスケールを体感
  • 水路沿いを散策し、田園風景や石碑を眺めながら歴史に触れる

急な斜面もあるので雨の日は注意が必要ですが、晴れた日は絶好の探検コース。旅の途中に立ち寄ると、教科書では味わえないリアルな学びが広がります。
小水力発電所には、これまで学校で勉強してきた理科や社会などの学問が紐づいていて、こどもから大人まで幅広い層が学べる場所でもあります。実際に、小学生の自由研究として地域のこどもが活用してくれた事例もあるんですよ。

ヘッドタンクの周りには、この水路が作られた所以である田園の風景や、水路が作られた歴史的背景、石碑などを見ることができます。ぜひ、戸豊水こども広場やヘッドタンク周辺の小高い丘で憩いながら、菊池の大自然の恵みと人々が紡いできた暮らしに思いを馳せてみてください。

世界かんがい遺産に登録された「古川兵戸井手」

この発電所で利用している水は、「古川兵戸井手(ふるかわひょうどいで)」という農業用水路を流れています。実はこの水路は、世界かんがい遺産にも登録されている歴史のある水路なのです。
※このあたりの地域では、水路のことを「井手(いで)」と呼んでいます。


この水路は江戸時代に村人たちが手作業で掘り、全長約6kmにも及ぶ大規模なもの。当時は水不足で苦しんでいた村に水を届けるために村人が何年もかけて協力してつくり、200年以上にわたり菊池地域の田畑を潤してきました。この水路のおかげで、菊池地域はお米や野菜、フルーツが豊かな地域になっています。


古川兵戸井手が完成してから200年以上経った今でも、水路は田畑を潤し、これからは田畑だけではなく、電気を作ることで人々の暮らしを潤していきます。

 小水力発電のしくみをのぞいてみよう(豆知識コーナー)

「小水力発電所」とは、川や水路など身近な流れを使って電気を生み出す施設。大規模なダムは不要で、自然環境にやさしいのが特徴です。

こども水力発電所in戸豊水は、毎秒約170リットルの水を50m落として水車タービンを回し、最大出力49.9kWの電気を生み出します。田んぼの水を使わない時期に稼働し、地域の暮らしに電気と収益をもたらしています。
「見えない電気」を「見える体験」に変えてくれるこのスポットは、再生可能エネルギーをより身近に感じさせてくれます。

基本情報

  • 完成 2025年1月
  • 最大出力 49.9kw
  • 最大使用水量 0.17㎥/秒
  • 有効落差(発電に使える落差) 46.6m
  • 予想発電電力量 約276,400kwh/年(おおよそ4人家族50世帯分を1年間まかなえる電力量を発電しています!)

イベントやワークショップで広がる学び体験

運営団体である一社)こども水力発電所では、発電所見学ツアーやワークショップ、勉強会などを定期的に開催しています。
エネルギーや地域づくりに関心のある人々が集まり、大人も子どもも一緒に学び合える場となっています。旅行のタイミングが合えば、ぜひイベントに参加してみてください。

家族・カップル・友人との旅行にも最適~渓谷→発電所→温泉で一日満喫プラン~

1日の流れはこんなイメージがおすすめです。

  • 午前:菊池渓谷で自然散策
  • 昼頃:戸豊水こども広場で発電体験&ピクニック
  • 夕方:菊池温泉でリラックス
  • 夜:地元のグルメを堪能

自然・学び・癒しがそろった、家族やカップルにぴったりのモデルコースです。時間に余裕があれば、周辺の古墳群や地元直売所にも立ち寄ると、さらにディープな菊池旅が楽しめます。

まとめ:菊池観光に+α!旅の思い出に残るユニークな学び体験を!

「こども水力発電所 in 戸豊水」は、派手なテーマパークではありません。けれども、素朴な広場と歴史ある水路の中で“水から電気が生まれる瞬間”を感じることができる、他にはない学びのスポットです。
温泉や自然を楽しむ旅の途中に立ち寄れば、子どもにとっては自由研究の題材に、大人にとっては地域やエネルギーを考えるきっかけに。
ご家族や恋人・お友達と熊本・菊池を訪れる際は、ぜひこの穴場スポットを旅のプランに加えてみてください!

アクセス方法と注意点

菊池市内から車で約10分でアクセスでき、発電所専用の駐車場を整備しています。
駐車場は5~7台ほど駐車することができます。

発電所は集落の中に所在しているため、長時間の滞在や大声を出したり、ごみを捨てるなどの迷惑行為はご遠慮ください。
みんなが気持ちよく、楽しく過ごせる広場のご協力をお願い致します。

アクセスマップ

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