2025年10月26日に、ちいさな水とみんなでつくる未来
~旅をする木農園で出会う、暮らしとエネルギーのお話~を開催しました。

司会は こども水力発電所の廣林、
登壇者は 燈台の小野寺さん と
リバー・ヴィレッジ代表の村川(こども水力発電所 代表理事)。
水力発電のしくみや、電気についての話
村川から、
普段あまり聞く機会がない、小水力発電の
発電が起きるしくみについて、「水の量と高さが必要」
という基本的な知識や、小水力発電や電気についての
法律などの豆知識もお話しました。
“川や水は公共のものであり、みんなのもの” という視点から
水を扱うことの困難な面や、
地域での挑戦を通して、人と人がつながる小水力発電の
面白さについても、対談しながら参加者に共有しました。

佐賀市・三瀬村井手野集落の地域の方々と
一緒に、土木工事から手がけた“小さな発電所”づくりについて、
当時、リバー・ヴィレッジと一緒に
進めていったプロジェクトへの
想いを小野寺さんからお話していただきました。
土木工事から手がけた“小さな発電所”づくり
当時は、地域の公民館の屋根に太陽光パネルを
設置する話も出ていたとのこと。
それは、コスパが良く時間もかからず簡単に設置出来て
便利だけど、それで良いのだろうか?
繋がりが薄れた今の地域にとっては小水力発電の、
めんどくささや大変さにチャレンジする方が良いのでは?と考え、
地域の方々と話し合いを重ね、
何度もリバー・ヴィレッジへ相談をし、
ワークショップにも参加したそうです。
また、東京からこの地に移り住み、
地域で小水力発電所づくりに関わるようになった
経緯もお話しいただきました。

川とともに生きる — 小水力発電の現場から見えること
「川から私たちの暮らしが離れていっている。」
そんな思いから、地域の人たちにもう一度
「川に目を向けてほしいと思った」と話すのは、小野寺さん。
昔はヤマメやいろいろな生き物がたくさんいた川。
その頃の川を知る人たちに向けて、
「もう一度川を見ましょうよ」という気持ちで
プロジェクトを続けてきたと、当時を振り返ります。
自然の変化を“データ”で感じる
村川から、
小水力発電の仕事では川の水量を毎年データとして
記録しているため、「自然の変化に気づきやすい。」
「雨が少なくて渇水の年もあれば、豪雨で水が多すぎて
土砂なども流れてきて、水車を止めなければならない年もある」と話します。
発電のためだけでなく、洪水などの災害リスクもあるため、
日々川の様子を気にかけることが欠かせません。
川は、みんなの暮らしとつながっている
川を見つめることは、地域とのつながりを
見つめることでもあります。
仕事の話だけでなく、地域の人たちが昔から
どのように川と関わってきたのか、
そんな話も二人の対話から自然と出てきました。
「都市にいると、山や川のことを感じにくいけれど、
本来は山の上流から下流まで、川はひとつの流れで
つながっている。みんな関わりがあるんです。」
そんな言葉が印象的でした。
私たちの暮らしの中でも、川は決して遠い存在ではなく、本来は身近で大切なもの。
小水力発電の現場から見える「川とともに生きる」視点を、改めて考えさせられました。

暮らしとごはん 燈台 は、
あたたかい雰囲気の素敵なカフェです。
お近くにお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
近くには、10年間静かに常時3kwの電気を作り続けている
小さな発電所と、昔から使わて来た水路があります。
イベント内容


小野寺さんご夫妻とリバー・ヴィレッジの出会いは約10年前。
三瀬・井手野集落で「小水力発電所をつくりたい」という声から始まりました。
なるべく費用をかけず、なるべく手作りで地域の人々とともに進めたプロジェクトで
生まれた発電所(常時 3kW ほど)は、今も静かにエネルギーを生み続けています。
今回のお話し会は、その歩みを振り返りながら、「自分たちで暮らしをつくること」
「自分たちでエネルギーをつくること」が地域や個人の人生にどんな影響があったのか
など語り合います。そして、2人が描く“その先の一歩”————地域と未来を広げる新たな
構想についても共有します。お茶を片手に、未来への種を一緒に考える時間にしませんか?
今回は「Seed 次世代へバトンをつなぐトークシリーズ」の第一回目となります。
三瀬にあるカフェ燈台でのトークイベントにぜひお気軽にご参加ください。
- 2025年10月26日(日)16:00~ 18:00
- 会場: 旅をする木農園 (暮らしとごはん 燈台)
〒842-0302 佐賀県佐賀市三瀬村藤原33-75 - 参加費:1500円(ワンドリンク付き)
※高校生以下は500円
定員:30名(先着順) - 主催:一社) こども水力発電所
対談者プロフィール
小野寺 陸・亜希
佐賀・三瀬村にて、農業とレストランを営んでいます。
移住して25年、仕事も子育ても人生の意味もすべて、
暮らしと垣根が無いと感じています。
東京、神奈川出身。黒ラブ、ゴールデンの父母(笑)
村川友美
(株) リバー・ヴィレッジという大学発ベンチャー企業
と、(一社) こども水力発電所の代表をしています。ど
ちらも未来に向けた地域づくり、社会づくりの種まき
をしています。長崎県佐世保出身。3児の母。
”Seed”とは?

Seed 「次世代へバトンをつなぐトークシリーズ」
これからの暮らしをつくる。仕事をつくる。そして、次の世代へバトンをつなぐ――そんな思いを持ちながら日々様々な活動を行うゲストと共に、地域の暮らしや仕事・社会のことなどを対話を通じて学び合う、そんな「ちょっとした勉強会」のようなトークシリーズです。
「Seed(シード)」は、ここでのひとつひとつの出会いや対話が、やがて芽を出し、未来へとつながっていく――そんな願いを込めています。ぜひお気軽にご参加ください。